EyeScale-MB-2Camera


本装置は、車載計器類、スイッチ類の文字、数字、マーク等の照明発光部分を輝度、色度の分布として測定する、再校正が必要ない車載規格の2カメラ低輝度測定用二次元色彩輝度計です。


特徴

  1. 色彩輝度カメラは素子内RGBフィルターの為、経年変化が少なく再校正の必要がありません。
  2. 色彩輝度カメラは被写体を測定する面内輝度均一性の周辺誤差が±2%以内です。
  3. 色彩輝度カメラは色彩輝度値の測定再現性が24時間±1%以内です。(当社標準光源にて)
  4. 当社の自由形状識別測定は、だれが測定しても測定誤差が出ない測定方法です。
  5. 文字等の発光部のみを検出して、1Pixel単位での最高,最低,平均輝度,標準偏差を表示できます。
  6. 1280x960画素の全データを輝度値、色度値として、CSVファイルとして保存が可能です。
  7. USB型EyeScale装置は屋外または車に積んで電源なしで輝度色度測定が出来ます。

仕様

受光素子
1/1.8型ブログレッシブスキャンCMOSセンサー(RGBカラー)
画素数
1280x960 Pixel x2台
レンズ①カメラ
マクロレンズ(23x17mm(HxV))  線発光測定用
レンズ②カメラ
12mmレンズ(10cm~100cm)   面発光測定用
測定輝度範囲
0.005~20,000nit (出荷時校正)
輝度分解能
12bit(4096諧調) または 24bit(16777216諧調)
輝度測定精度
出荷時±2% (当社基準光源)
輝度再現性
±1% (当社基準光源)
面内輝度均一性
±1% (当社基準光源)下記データ参照
色度精度
±0.002  (当社基準光源)
色度再現性
±0.001  (当社基準光源)
計測時間
640m秒(輝度10nit) または 20秒(HDR24bit)
リモート制御
外部機器より当装置をリモート制御で全画素転送可能です。
精度保証温度
23℃±2℃ 湿度60%以下
動作温度
0~35℃
入力電圧
AC100~240V (50,60HZ)
エージング時間
15分
装置構成品
2カメラ、PC(Win10)、ソフトウェア含む一式で出荷

外観

EyeScale-MB-2Camera

注意 外観は予告なく変更する場合があります。

レンズ①カメラ(LAN型)

マクロレンズ  線発光測定(文字、目盛、マーク、等)

測定範囲 23x17mm  WD 130mm   最少測定線幅0.2mm

EyeScale-MB-2Camera

線発光測定(文字、目盛、マーク、等)では測定視野を狭くしないと線幅の狭いものは輝度値が低下します。(正確な輝度値が測定できない)

EyeScale-MB-2Camera

レンズ②カメラ(USB型)

12mmレンズ 面発光測定(LCD、アナログ時計、メータ指針 等)

被写体サイズ(mm)    : 100 : 200 : 400 : 800 : 1000 :

レンズ中央からの距離   : 174 : 348 : 696 : 1392 : 1740 :

測定範囲 100x75mm  WD 174mm  最少測定線幅0.4mm

EyeScale-MB-2Camera

EyeScale-TW

居室用輝度色度解析ソフトウェアがセットになっています。

EyeScale-MB-2Camera

EyeScale-TWはEyescale装置で取り込んだBMP画像を外付SDD、USB等に移して、居室PCで輝度色度を解析するソフトウェアです。

被写体の発光エリアの自動検出(Hstg機能)

EyeScale-MB-2Camera
EyeScale-MB-2Camera

長期測定再現性

輝度測定再現性24時間(室温24℃±1℃)

EyeScale-MB-2Camera

色度測定再現性24時間(室温24℃±1℃)

EyeScale-MB-2Camera

面内輝度均一性

二次元色彩輝度計は均一性評価装置ですからレンズの収差特性は最重要項目です。

画像の中心と周辺での輝度差は装置の性能を左右します。

これを実測できるメーカーは当社のみです。

何故ならばレンズのシェーデング特性を調べるには測定する基準光源の輝度均一性が

ほぼ100%の基準光源が必要です。

当社は輝度均一性99.5%の基準光源を自作して使用しています。

他社が実測データを出せないのは均一な基準光源を持っていないからです。


当社マクロレンズ

EyeScale-MB-2Camera

他社レンズ(二次元色彩輝度計は輝度値を測定するもの、このレンズは適さない)

EyeScale-MB-2Camera

EyeScale-TW装置 リモート制御 SDK

1.概要

「EyeScale-TW装置 リモート制御 SDK」は、アイシステムの「EyeScale-TW装置」を外部機器からリモート制御するソフトウェア開発キットで検査自動化のソフトウェア開発を支援します。
EyeScale-TW装置との通信用関数が含まれ、外部機器上で動作するリモート制御検査プログラムを容易に作成することが可能です。

システム構成図

2.構成

SDKは以下の構成となります。

ソフトウェア
リモート制御ライブラリ(※1)
サンプルプログラム(C/C++)
ドキュメント
プログラマーズマニュアル

※1. リモート制御ライブラリはC言語スタイルインターフェイスを持つWindows DLLのみのご提供となります。その他の言語、OS用のライブラリは含まれておりません。


全点転送コマンド

全点転送コマンド